100円ショップのキッチンタイマーで作るカメラアクセサリー

  1. タイマーリモートコントローラーの製作

デジタルカメラのケーブルスイッチ端子に接続する、セルフインターバルタイマーの制作を試みました。
 機能については、下記の仕様を設定しました。
1.セルフ・インターバルシャッター
2.インターバルの繰り返し
3.長時間露光タイマー(バルブレリーズ)

キッチンタイマーの改造

1.キッチンタイマーの改造(信号線の取り出し)

 使ったキッチンタイマーは、100円ショップで販売している、200円のキッチンタイマーを使用した。
 購入した商品は写真にあるものである。それから、コントローラーに必要な接点を取り出します。
•タイマー終了を知らせる接点

キッチンタイマーの終了ブザーの接点を+・-の接点を並列で取り出す。
•スタート/ストップボタンの接点

 接点につながっている部分を探し出し、基盤の絶縁部分を剥がしてリード線を半田付けして取り出す。この際接地に当たる信号線は、ブザーの接地線と同じなので1本のみで良い。

 以上で、3接点のリード線を外部に引き出す。
3つの接点をPICのプログラムロジックで制御する。

コントローラーの構成

PICマイコンを使ったコントローラ部は、キッチンタイマーからの信号を受けてシャッター接点をON-OFFさせるロジックを構成する。
PICは、8ピンのパッケージPIC12C509Aを使う、シャッター接点のON-OFFには、フォトカプラーを使って制御した。あとは、シャッターONの動作確認用のLED(青)、キッチンタイマーのスタート信号を送り出しの確認用にLED(赤)を使用した、LEDは、共にそれぞれの出力端子から並列に信号を取り出した。

回路図は、左図

コントローラーの制御フロー

1.コントローラー電源ON

 バルブモードスイッチがONに成っているかを見る。
  ONであれば、バルブモードフラッグを立てる。
2.タイマースタート

 コントローラーのスタートSWのON/OFFを監視する。
  ONデアレバ、タイマースタート
3.バルブモード判定

  バルブモードフラッグが立っていればバルブモードルーチンへ
4.キッチンタイマースタート

 キッチンタイマーのスタートSWをONにする
5.タイマー終了待ち

 キッチンタイマーの終了ブザーONの信号を待つループに入る
6.シャッター接点ON/OFF

 ブザーONの信号が来る。シャッター接点SW1 Or SW2の接点をONにする。
7.キッチンタイマー・スストップ(スタートと同じボタン)

  少し待って、スタート/ストップのボタンON信号をキッチンタイマーに送る。キッチンタイマーは、

 ブザーをストップする。タイマーのカウント表示は、最初の設定値を保持している。
8.ループモード判定

 ループモードSWがONの場合は、タイマースタートへ戻る
  ループで無ければスタートへ戻る。

  • バルブモードルーチン
    1.シャッター接点をONにする
    2.ブザー信号を待つ
    3.シャッター接点をOFFにする
    4.スタートへ